エアコンから飛び出る黒い塊!これって何?

エアコンから飛び出る黒い塊!これって何?

「エアコンを起動させると、急に黒い塊が降ってきた!」「エアコンの下にススのようなものが落ちている」こんな記憶はありませんか?

これが何なのかわからないので、エアコンを使うのが怖くなってしまいますよね。

実は、エアコンから出てくる黒い物体は汚れやカビ、ホコリの塊なのです。

「なんだ、ただの汚れか」と軽く受け流す方もいらっしゃいますが、危険なサインです。

そこで、この記事では、黒い物体が降ってくる原因や解決方法について解説してきます。

そもそも黒い塊はエアコンのどこにあったの?

エアコンから黒い塊が降ってきた・落ちてきたとしても、どこから落ちてきたのかわからないと何もできません。

そこで、ここでは、黒い物体が付着している可能性がある場所を1つずつ紹介していきます。

吹き出し口

最もわかりやすく、最も解決させやすいのがエアコンの吹き出し口(ルーバー)についているものです。

吹き出し口はエアコンを使っている間、冷たい空気を吐き出している場所ですので、カビが発生しやすい場所です。

そのため、吹き出し口に汚れやカビが発生して黒い塊となってしまっている場合があります。

他にも、ゴキブリなど虫のフンが付着して、黒く汚れていることも原因になっている場合もあります。

吹き出し口が汚れている場合の解決方法は簡単です。

雑巾やティッシュなどを濡らして、優しく拭きとることで汚れをキレイに落とせます。

吹き出し口を確認して汚れている場合は試してみてください。

ちなみに、吹き出し口は力強く扱うと折れる恐れがあるので、力をかけずに優しく拭くようにしましょう。

ただし、注意点もあります。

吹き出し口はエアコンが空気を吸い込んで吐き出す循環の最終地点です。

つまり、エアコンの内部が汚れているために吹き出し口も汚れている可能性も十分考えられるのです。

そのため、吹き出し口の汚れをキレイに拭きとるのと同時に、エアコンの内部もチェックする必要があります。

それについては、次以降で解説していきます。

ファン

吹き出し口以外の場所としては、ファン(送風機)が考えられます。

ファンが汚れているかどうかは、エアコンのルーバーを少し持ち上げて内部をのぞき込むことで確認できます。

内部が暗くて見えない場合は、懐中電灯などで中を照らすと見ることができるでしょう。

もし、ファンが黒く汚れているようなら、ファンに根本的な原因がある可能性があります。

ファンの汚れが空気の流れに沿って吹き出し口を汚して、最終的にエアコンの外に噴出されているのです。

ファンが汚れている場合、いくら吹き出し口をキレイに掃除しても黒い塊が落ち続けます。

そのため、ファンが汚れているのを確認できれば、すぐにファンを掃除する必要があります。

しかし、ファンの掃除は素人ではできません。

ファンが汚れていることが原因であれば、エアコンクリーニング業者に依頼するようにしてください。

素人が自分でエアコンの内部を掃除すると故障の原因になってしまいます。

また、掃除がキレイにできていなかったりクリーニング液の除去が不十分であったりすると、それが原因で黒い汚れが再発生することがあるのです。

素人が「自分でエアコンを掃除した!」なんていうサイトがありますが、エアコンを壊してしまわないように、クリーニング業者に依頼するようにしましょう。

フィン

フィンとは、エアコンのカバーを外したときに現われてくるアルミ製の部分のことです。

ここは、フィルターの後ろなので、フィルターがしっかりとゴミやホコリをキャッチしてくれてキレイと思いがちです。

しかし、フィルターの網目よりも小さなホコリやゴミは空気中にたくさん浮遊しています。

それらはフィルターを抜けてドンドンフィンに付着して汚れていくのです。

もちろん、フィンの汚れを放置しておくと、少しずつ汚れが溜まって吹き出し口から放出されるようになります。

また、汚れが付着していると、カビの発生も招きます。

それらが吹き出し口から外へ出たり、エアコンの下を黒く汚したりするのです。

フィンはエアコンのカバーを外すことであらわになるので、一見掃除ができそうな気がします。

しかし、フィンもファンと同様に、素人がキレイにするのは容易ではあません。

また、エアコンの故障という大きなリスクが伴うので、おすすめできません。

フィンの汚れが確認できたときも、自分で掃除をしようとするのではなく、クリーニング業者に依頼をするようにしましょう。

まとめ

エアコンから急に黒い塊が落ちてくれば、誰でも驚くでしょう。

ただ、動揺するのではなく、まずはエアコンのどこから黒い塊が落ちてきているのかを特定するようにしましょう。

もし、吹き出し口からだけなら自分で何とかできる場合があります。

しかし、内部の汚れが原因であれば、クリーニング業者に掃除を依頼するようにしましょう。

ちなみに、エアコンの掃除は1年に1~2回といわれています。

もし、黒い塊が落ちていなくても、「エアコンの掃除がずっと前」という方は、エアコンの掃除を考えてみてもいいかもしれません。

そうすることで、キレイにエアコンを使い続けられるようになります。